物資・作業援助 vol.05 2011年06月
今回は魚、乾物、調味料などを購入に加え、被災された石巻の八百屋さんで野菜を購入し、牡鹿半島の避難地区や個人宅に避難されている方々に届けました。皆さん、野菜が大変不足しているとのことでとても喜ばれていました。
また、髪染めやビニール傘、運動靴も届けてまいりました。髪染めを見られて、「いつも他とは違うものが来るね!」とおっしゃっていました。
作業援助として、牡蠣の種付け準備作業のお手伝いを行ないました。針金にホタテの貝殻を通し、隙間を空けるために2cmほどの管を貝殻と交互に挟んでいく作業でした。最初に30枚の膨らんだホタテの貝殻、次に平べったいホタテの貝殻を針金に通すと、地元の本職のおばさんたちにロープを取り付けてもらい、次に貝殻を逆向きに最初と対称になるように通していきました。
メンバーは初めての作業に大変楽しみながら行なっていました。慣れて来ると作業のスピードが上がり、その様子を地元の女性陣の「早くなったね。もう先生になったね」の一言は嬉しかったです。
一方で、別メンバーは船倉庫の掃除のお手伝いを行ないました。倉庫は物が散乱しているだけでなく、津波の泥が倉庫の底に敷き詰められており、それを取り除く作業にとても苦労させられました。
メンバー全員絶対に何とかするんだ、と必死でした。すると予想していたよりも短時間で泥が無くなり、すっきりとした倉庫の底が広がり、とても達成感がありました。
また、様々な漁具を洗ったり、船に取り付ける電球の準備、細かいネジを種類ごとに分別など・・・色々な作業を行ないました。作業終了後の船倉庫を見た、漁師の皆さんの「やる気が出てきた!」の一言には、やって良かった、と心底思いました。
牡鹿半島、延いては宮城、日本の漁の復興・発展の日が1 日も早く訪れますように、牡鹿の漁師の皆さん、頑張ってください!!
牡鹿半島に持っていく野菜を仙台市内の八百屋さんで購入。大震災の日は店の前を船が通っていたとのことでした。
八百屋さんとの1枚。我々の車に野菜が積みきれなかった為、お店の車に積んで一緒に牡鹿半島まで持ってきてくれました。
石巻から運んできた野菜を八百屋さんの車・私たちの車から八百屋さんや地元の皆さんと一緒に下ろしているところ。「こんなに沢山!!!」と、とても喜ばれていて、その姿に私たちも嬉しかったです。(牡鹿半島給分浜地区)
魚や干物、髪染め、BB クリーム、靴なども持参。兎に角、皆さんが不足の物、今必要な物を届けたいという思いで。
石巻から運んできた野菜を八百屋さんの車・私たちの車から八百屋さんや地元の皆さんと一緒に下ろしているところ。「こんなに沢山!!!」と、とても喜ばれていて、その姿に私たちも嬉しかったです。(牡鹿半島給分浜地区)
色々な野菜を持っていきました。翌日沢山の漁師さんが「新鮮な野菜を有難うございました!!!!」と言って下さいました。
針金を小さな穴の空いたホタテを突き通していく作業のやり方を教わっているところ。
沢山のメンバーに作業場所がなくなり、立ち作業で身を寄せ合って行ないました。
沢山のメンバーに作業場所がなくなり、立ち作業で身を寄せ合って行ないました。
大量の作業用のホタテを袋から作業台の上に置いているところ。皆が作業に慣れてくると、早くホタテを置いてくれと急かす声が。
初めて行なう作業にとても新鮮さを感ながらも真剣に作業を行なうメンバー。作業場が何とも言えない熱気に包まれました。広島、三重、北海道など全国各地から皆が一同に会しました。また、夫婦や家族で参加する人もおりました。
作業が「段々早くなってきたね」と地元の女性陣に言っていただける場面もありました。できるだけ早く沢山作ろうと皆真剣でした。
見本として完成品を吊るしているところ(左写真)。完成したものは仕上げとして貝殻が落ちないよう針金をペンチで曲げてもらう。独特のコツがあるようでした(右写真)。
それをフォークリフトで一気に別の保管場所に運んでいきました。作業後、別作業場へ移動するフォークリフトを見て作業にはフォークリフトが必要不可欠である意味を痛感しました。
大分作業に慣れてきたメンバー。しかし、地元の方々は朝から晩までもっともっと凄いスピードで作業を行なうとのことでした。
船倉庫の大量の泥をスコップで運び出す作業を。泥はまだ水分を含んでいるうちに行なわなければ作業が困難になるとのこと。皆で力を合わせて少しずつ行う。
船倉庫の大量の泥をスコップで運び出す作業を。泥はまだ水分を含んでいるうちに行なわなければ作業が困難になるとのこと。皆で力を合わせて少しずつ行う。
作業後の船倉庫。「何だかやる気が出てきた!」の漁師さんの一言が嬉しい。
サンマを入れる大きな箱を洗っているところ。近い将来この箱に大量のサンマが入る日を想い力一杯洗いました。
照明の電気のコードの被覆を剥ぐ作業をしているところ。細かい作業も確実に行なっていきました。