東日本大震災被災地支援報告 vol.18 2012年10月(こども達の未来と夢)

地元宅急便会社の方の講演の様子。真剣に聞き入る

すっかり瓦礫がなくなった石巻の市街地を抜け河口の大きな橋を渡ると、そこは牡鹿半島の入口。

この半島の高台に震災以降ずっと支援を続けている中学校があります。

今回久しぶりに中学校の生徒たちの元気な姿を見ることができました。前回、国語辞書の贈呈で訪問したときは週末で、生徒たちの姿を見ることはできませんでしたが、今回は皆の元気な顔に迎えられ第二回の職業人講演会に行ってきました。

第一回はIT会社と研究所勤務の男性三人が講師を、今回は大学病院に勤務していた元看護師の女性と地元の大手運輸業の方々が講師です。

校長先生が全校生徒を前に、この講演会は志教育の一環で、自分で判断できる力を身につけることを目的としていることや、我が団体が協力していることを説明した後、本会メンバーで元大学病院の看護師のSさんの講演が始まりました。

地元宅急便会社の方の講演の様子。真剣に聞き入る

どうして看護師になったのか、看護師とはどういう仕事なのか、どんな所が大変で、また何が喜びなのかなど、パワ―ポイント(スライド)を使いながら話していきました。

そのスライドの中に、Sさんが職場の同僚と楽しそうに歓談している白黒の写真があり、それは彼女の楽しい青春時代を彷彿させるもので、話に穏やかな人柄や誠実さがにじみ出ていていました。

きっと生徒たちも同じ印象を持ったことでしょう。

そのことがあってか、講演後のアンケートでは看護師になりたいと希望した女性徒たちがいました。

続いて、地元大手宅配便会社の支店長とセンター長が宅配便の仕事について語ってくれました。両名とも地元石巻の出身ということもあり、ジョークも交えながら生徒たちに情熱的に語っていました。どのようにして宅配便は届くのか、どのような人々が関わっているのか、楽しいことや苦しいことはなんなのかを話しました。宅配ドライバーが持っている情報入力の機器が車一台分に相当する価格であることなど、生徒たちは宅配便の裏話に興味を持ったようでした。

全部お伝え仕切れないのが残念ですが、生徒たちの素直な感想文を幾つかご紹介します。


東日本大震災支援
東日本大震災被災地支援報告 vol.12 2012年3月

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