川崎 慈善活動
2012.12.08
川崎市多摩川河川敷 慈善活動 2012年12月08日(土)
多くの皆様の御蔭をもちまして、2012年も無事に一年、活動を行い、多くのホームレスの人達の手助けをすることが出来ました。皆様、誠に有難うございました。 年末は、関東にて12月8日(土)に炊き出しを実施しました。
天気予報では快晴ではあるが寒さが厳しいとのことだったので、厚着をしていきましたが、少し動くと汗ばむような陽気で、着ている服を一枚また一枚と脱がなければならいような、恵まれた天気の中での炊き出しとなり、新人16人を含む122名の参加者に中華丼、おにぎり、バナナ、グレープフルーツ、パン、ホットコーヒー、ホットココア、麦茶、衣類、日用品等を手渡しました。
その他に、ホームレスの人達には、新年は気分も新たに迎えてもらおうと、真新しい肌着を配布致しました。この厳しい現実に負けることなく、ほんのわずかでも、気持ちも新たに立ち向かってくれたらと思います。
前月の炊き出しの時に突風で壊れた活動用のテントを、ホームレスのAさんが直してくれました。
水道用ホースをうまく使って器用に直しているので、感心して見守るばかりでした。
中三男子のO君が友達二人を連れて来ました。二人ともこのようなボランティア活動に興味があるということでした。皆、真面目に一生懸命に手伝ってくれ、大変に助かりました。このような少年達が真っ直ぐに育ち、このような活動を継続してくれるよう願わずにはいられませんでした。
国から委託を受けている河川敷の監視員の方が炊き出しの様子を見に来ましたが、他の監視員の人からもよく話は聞いているとのことで、本会の活動の様子などを気さくに話すことが出来、活動の度に、河川敷の清掃をしているために、水門も河川敷周辺が綺麗であることや、活動そのものに対して、しきりに納得し、関心を寄せて下さり有り難く思いました。
企業の皆様より、御提供頂いたジャンパーやセーター等の冬物衣類、毛布、フェイスタオル等は、炊き出しの時に皆に配布させて頂きました。
厳寒の冬を迎えるホームレスの人達が、身体を寒さから守る貴重な防寒着を、如何に必要としているのか、配布の時にはその必死さがひしひしと伝わって参ります。配布はクジで平等に行っていますが、防寒着ととっくりのセーターが大人気でした。
また、毎月、チョコレートや焼き菓子をご提供くださる企業様より、今回も沢山のお菓子を頂くことが出来、ホームレスの人達は、甘い美味しいお菓子に、ほっと心を癒されている様子でした。
炊き出しを行って来たこの場所は、皆が大切に思っています。そのせいか、以前はゴミが打ち捨てられていたり、河川に打ち上げられた大量のゴミが、次第に少なくなり場所そのものが綺麗になってきました。
ホームレスの人達は、炊き出し前に毎回河川を掃除していますが、来る道すがらゴミを拾って来る人達もいます。活動前にはホームレスの人達が、自主的に草を刈ってくれています。
ホームページを見て、ご家族や周囲の方々にも呼びかけるなどして、沢山の物品を集めて下さる方々もいらして本当に有難いことです。人の傷みや喜びを自分のこととして感じるような、 皆様の優しい暖かなお気持ちが本当に有難い事と思います。
多くの想いがずっと積み重なって来たこの活動を、今後とも継続していけたらと願っています。 今年一年、皆様、誠に有難うございました。