川崎 慈善活動

2011.12.24

川崎市多摩川河川敷 慈善活動 2011年12月24日(土)

新年も目前となり、益々寒さが増す頃12月24日(土)に実施した炊き出しには、初参加20名を含む159名のホームレスの人達が集まり、カレーライス、福神漬け、味付け海苔、おにぎり、魚肉ソーセージ、バナナ、リンゴ、カップ麺、バームクーヘン、ゼリー、甘酒、麦茶、コーヒー、マルチビタミン、 ビタミンC 、衣類、日用品等を手渡しました。

年末最後の炊き出しということで、新年を身なりを綺麗にして迎えてもらうために、新品の下着(肌着、ズボン下、トランクス)、日用品(タオル、ホカロン、歯ブラシ)や食料をセットしてホームレスの人達にプレゼントしました。

また、川崎市からの要請で、市のホームレスの年末越年対策の日程について、是非ホームレスに周知して貰いたいということで、プリントして配布致しました。

この時期にしては珍しく穏やかな小春日和の天候の中での炊き出しとなり、今年最後の炊き出しで、加えてクリスマスイブということで私達にとって嬉しいプレゼントを2つ頂きました。

1つ目は72歳の男性ホームレスの話です。
彼は昨年の暮れに本当に着の身着のままの状態で当会の炊き出しに参加して防寒着の提供を受けて本当に助かったとのこと。
「寒い師走を無事に過ごすことが出来、その感激があったので頂いた防寒着はクリーニングして記念として大切に保管してあります」と伝えてくれました。
その後、両親が亡くなる等、色々なことがあったが今は生活保護を受けながら平穏に暮らせているということでした。

2つ目は63歳の男性ホームレスからの話でした。やはり当会の炊き出しに参加し「メンバーの人達がひたむきに一生懸命やっている姿に感銘を受けました。自分も何としても就職しなければと思い、ハローワークやチラシをみて色々なところにあたり、やっと箱根の旅館に住み込みの仕事を見つけました。今後は会えなくなるから」と報告に来てくれました。
活動終了後のメンバーの反省報告会でこれら2つの話を皆に伝えると、メンバー達皆が思わず涙を浮かべておりました。

今年も皆様のご愛情が沢山の困っている人を支えてくださいました。本当に有難うございました。