川崎 慈善活動

2010.01.16

川崎市多摩川河川敷 慈善活動 2010年01月16日(土)

川崎市にて慈善活動を行いました。身の引き締まるような寒さでしたが、透き通った青空の下、今までの最高人数となる新規参加者47名を含む190名ものホームレスが集まりました。

新規参加者がこんなに多かったのは、いろいろな要因が考えられますが、一因としては、『川崎市就労自立支援センター』や『富士見生活づくり支援ホーム』に年末年始にかけて泊っていたホームレスが多数参加したからではないかと思っております。この2施設には毎月炊き出し開催日のポスターを掲示させていただいております。

メニューは中華丼、バナナ、沢庵漬け、紅生姜、焼き菓子、コーヒー、麦茶でした。お米やバナナは事前に用意した数量では足りず、急遽買い足さなければなりませんでした。

何日も食事を口にしていないというホームレスが3人おり、そのうちの1人はかなり弱っている様子なので、中華丼のスープから先に勧めました。最初は中々口に出来ないようでしたが、暫らくして体が受け付け出したのか顔色もよくなり、中華丼のお代わりが出来るくらいまでに回復いたしました。この3人には当分の食料として、カップラーメン10個と栄養補助食品、ゼリー飲料を提供いたしました。

またいつも手伝いをしてくれいているベテラン?ホームレスから、平日炊き出しをやっている教会等の場所と時間も教えて上げるように致しました。

他の嬉しいニュースとしては、3人のホームレスが職が見つかったと話してくれたことです。また、職は見つかっていませんが、43歳のホームレスは、なんとか仕事に就いて、生活の基盤を築きたいとの思いで努力重ね、この1月からビルクリーニングの講習を受けさせてもらえる様になったとのことでした。その際必要なジャンパーとセーターを優先して渡して上げると、とても喜んでおりました。

政府は昨年10月から「緊急雇用対策」を実施し、厚生労働省は雇用の維持、再就職の支援、職業能力開発支援、住宅・生活支援、雇用の創出などの対策等を行っております。高齢・長期にわたるホームレスは対象外となりますが、突然解雇され、食や住居を失った人で、やる気のある人には有効な対策となるのではないでしょうか。

我々も引き続きホームレスの自立に向けて支援を続けて参りたいと思いますので、ご協力のほど宜しくお願い致します。